「製品は最高なのに、友達が全然振り向いてくれない」
「部屋の段ボールを見るたびに溜息が出る…」
化粧品(コスメ)は、ネットワークビジネス(MLM)において最もメジャーな商材ですが、同時に「最も断られやすい商材」でもあります。
なぜなら、女性には長年愛用している強固な「お気に入り(マイブランド)」があるからです。
それを無理やり変えさせようとするのは、他人の恋人に横槍を入れるようなもの。
友情にヒビが入るのも無理はありません。
結果として、誰にも売れない商品を大量に抱え込み、在庫地獄に陥る人が後を絶ちません。
この記事でわかること
- なぜ「口コミ」で友人の化粧品を変えさせるのは、至難の業なのか?
- 部屋が倉庫化する前に知っておくべき、タイトル維持と「使用期限」のリスク
- 男性や口下手な人こそ勝てる、Webを使った「悩み解決型」アプローチ
【残酷な現実】なぜ化粧品MLMの口コミ勧誘は「9割断られる」のか?

サプリメントなら「健康のためにプラスオン」できますが、化粧品は「今使っているものをやめて、こっちに変えて」という提案になります。
このブランドスイッチ(切り替え)のハードルは、想像以上に高いのです。
「今のままで満足している」女性に、新商品を売る難易度はエベレスト級
多くの女性は、自分の肌に合う化粧品を見つけるまでに、多くの失敗と出費を重ねています。
ようやく見つけた「安住の地」を、素人の友人の勧めで手放すでしょうか?
「肌に合わなくて荒れたらどうしてくれるの?」
この無言のプレッシャーに対し、プロの販売員ではないあなたが責任を取ることはできません。
現状に満足している人へのアプローチは、営業において最も効率が悪い戦法です。
化粧品は「宗教」に近い。成分よりも「ブランドイメージ」が優先される壁
デパートコスメ(デパコス)を使っている人は、その成分だけでなく、「シャネルを使っている私」「SK-IIを使っている私」という自己肯定感を買っています。
そこに、無名ブランド(失礼!)のMLM化粧品を持っていくことは、その人の価値観への挑戦になりかねません。
機能性だけで感情の壁を突破するのは、アナログの口コミでは非常に困難です。
男性ディストリビューターの悲劇。「下心」か「金目当て」と誤解される構造的リスク
男性が女性の友人をカフェに呼び出し、「この化粧品、すごくいいんだよ」と熱弁する。
客観的に見てどうでしょうか?
- 「なんで男のあなたが化粧品に詳しいの?(気持ち悪い)」
- 「私をカモにして稼ごうとしてる?(金目当て)」
- 「それともナンパ?(下心)」
悲しいですが、このどれかに分類され、警戒心MAXで心を閉ざされます。
男性がリアルで化粧品を売るのは、女性の10倍難しいと覚悟してください。
気づけば部屋が倉庫に…。「タイトル維持」が生む化粧品在庫の闇

売れない焦りは、やがて「在庫」という形になって部屋を圧迫し始めます。
MLMのシステム上、自分自身の購入も売上としてカウントされるからです。
毎月の「オートシップ(定期購入)」だけでは済まない。締め日直前の「買い込み」の罠
毎月1?2万円の定期購入ならまだ消費できます。
問題は、タイトルの維持やボーナス獲得の条件として「月間〇〇ポイント」というノルマがある場合です。
月末の締め日、あと少しでタイトルが落ちそうになった時。
「来月売ればいいや」と自分に言い訳をして、不足分を自分で買い込んでしまう。
これを繰り返すと、あっという間に数十万円分の在庫が積み上がります。
これが借金地獄への入り口です。
化粧品には「使用期限」がある。資産ではなく「腐るゴミ」を抱えるリスク
耐久財(鍋や寝具)なら、最悪いつか売れるかもしれません。
しかし、化粧品には「使用期限(未開封でも通常3年)」があります。
古い化粧品は品質が劣化し、肌トラブルの原因になるため、人にあげることすらできなくなります。
部屋を占領しているその段ボールの中身は、資産ではありません。
時間が経つにつれて価値がゼロになる「生モノ」なのです。
【エピソード1】 憧れの美容リーダーの自宅に招かれて見た、開かずの間の「段ボールタワー」の衝撃
当時、私が所属していたグループに、いつも完璧なメイクとファッションで輝いている女性リーダーがいました。
「私もあんな風になりたい」と憧れていたある日、ミーティングで彼女の自宅にお邪魔することになりました。
綺麗に片付いたリビングで話を聞いた後、トイレを借りようと廊下に出た時です。
少し開いていた隣の部屋のドアの隙間から、天井まで積み上げられた段ボールの山が見えてしまいました。
箱には、私たちが扱っている化粧品のロゴ。
その数は明らかに個人で使い切れる量ではなく、また販売用にストックしている量でもありませんでした。
「見なかったことにして」と言わんばかりにドアを閉めた彼女の一瞬の真顔。
あの華やかな成功の裏にある、壮絶な「買い込み」の現実を垣間見た瞬間、背筋が凍りました。
それでも化粧品が「最強の商材」である理由。Webマーケティングとの相性

ここまで脅すようなことを言いましたが、私は化粧品MLMを否定しているわけではありません。
売り方さえ間違えなければ、化粧品は「最強の権利収入」になり得るからです。
一度気に入れば一生使い続ける。「リピート率」が権利収入を安定させる
化粧品は消耗品です。
一度「これが私の肌に合う」と認識されれば、女性は浮気せず、毎月自動的にリピート購入してくれます。
これほど安定した売上を生む商材は他にありません。
重要なのは「最初の1回」をどう突破するかだけです。
Webなら「成分オタク」になれ。ブランド名ではなく「論理とエビデンス」で売る方法
リアルでは「ブランドイメージ」が重視されますが、Web上では「情報」が重視されます。
「ヒト幹細胞培養液とは何か?」「なぜフラーレンが肌に良いのか?」
こういった専門的な情報を論理的に解説できれば、ブランドの知名度がなくても商品は売れます。
Webユーザーは「有名だから」ではなく、「自分の悩みが解決しそうだから」という理由で購入を決めるからです。
男性こそWebを使え。対面ノイズを消し、「美容のプロ」として信頼される逆転術
Web上(ブログやSNS)であれば、あなたの見た目や性別は関係ありません。
質の高い美容情報を発信していれば、あなたは「ただの怪しい男」ではなく「美容に詳しい専門家」として認知されます。
対面特有の「警戒心」というノイズを消去し、純粋に情報の質で勝負できるのがWebの強みです。
売り込みをやめ、Web上で「肌トラブルの救急病院」を開業せよ

では、具体的にどうすればいいのか。
友人をターゲットにするのはやめて、Web上に「お悩み解決所」を作りましょう。
ターゲットは「友人」ではない。「ニキビ」「シミ」で検索してくる見込み客だ
「アトピー肌 化粧水」「大人ニキビ 治らない」「産後 シミ 消したい」。
Googleの検索窓には、切実な悩みが日々打ち込まれています。
これがあなたのターゲットです。
彼らは「友達とお茶したい」のではなく、「今すぐこの苦痛から解放されたい」と願っています。
そこに適切な解決策(あなたの商品)を提示すれば、売り込まなくても感謝されて売れていきます。
悩み検索ユーザーは「ブランド」にこだわらない。「治るなら何でもいい」という深いニーズ
深刻な肌トラブルを抱えている人は、ブランドへのこだわりなど捨てています。
「デパコスだろうがMLMだろうが、治るなら何でもいい」
この深いニーズ(緊急性)にアプローチできるのが、Web検索マーケティングの最大のメリットです。
【エピソード2】 ブログ記事経由で届いた「あなたの紹介するクリームで肌荒れが治った」という感謝のメール
私が運営していた美容ブログ経由で、ある男性ユーザーから問い合わせがありました。
彼は長年、酷い乾燥肌と肌荒れに悩んでおり、皮膚科の薬もあまり効かず、人前に出るのも億劫になっていたそうです。
私は、彼に自社のスキンケアラインの成分特性と、なぜそれが彼の肌に合う可能性があるかを、メールで丁寧に解説しました。
半信半疑で購入された彼から、1ヶ月後に再びメールが届きました。
『Kさん、信じられません。あんなにガサガサだった肌が、嘘みたいに落ち着いています。もっと早くこの商品に出会いたかった。紹介してくれて本当にありがとう』
友人に無理やり押し売りしていた時には一度も聞けなかった「ありがとう」の言葉。
Webを使って、本当に困っている人と商品をマッチングさせる。
これが本来あるべきビジネスの姿だと確信しました。
成功する化粧品MLM会社の選び方。製品力だけでは勝てない

最後に、Web集客で化粧品MLMをやる場合の、会社選びのポイントをお伝えします。
Web集客・通販購入が公式に認められているか?(絶対条件)
大前提ですが、Webでの活動を禁止している会社では、この戦略は使えません。
また、Webで購入手続きが完結せず、いちいち「書面での契約」が必要な会社も、ネットユーザーは離脱します。
「オンライン完結」ができる会社を選びましょう。
男性用ラインナップ(メンズコスメ)の有無が、市場規模を倍にする
今、メンズコスメ市場は爆発的に伸びています。
女性だけでなく、男性もターゲットにできる会社を選べば、市場規模は2倍になります。
特に、男性はWebで情報を収集して購入する傾向が強いため、Web集客との相性は抜群です。
サンプル配布の仕組みはあるか?Web集客のフック(入り口)を作る戦略
いきなり数万円のセット商品は売れません。
「まずは500円でお試し」といったサンプルやトライアルセットがある会社は有利です。
Web集客では、この「低い入り口」を作れるかどうかが、成約率を大きく左右します。
まとめ:美しくなるためのビジネスで、眉間にシワを寄せるのはやめよう

化粧品ビジネスの本来の目的は、人を美しくし、自信を持たせることです。
それなのに、売る側が在庫に埋もれ、ノルマに追われ、眉間にシワを寄せていては本末転倒です。
嫌がる友人を追い回すのはもうやめましょう。
Webという広大な海には、今の肌トラブルに悩み、あなたの商品を喉から手が出るほど欲している人が必ずいます。




