「すごい勢いでグループが大きくなったと思ったら、翌月には半分辞めていた…」
「リーダーが他社に移籍した瞬間、組織がガラガラと音を立てて崩れ去った」
ジュネスグローバル(Jeunesse Global)は、アンチエイジング製品を武器に世界的な急成長を遂げた企業です。
その爆発力(モメンタム)は魅力的ですが、一方で「勢いだけで作った組織」は非常に脆く、砂上の楼閣のように崩れやすいという弱点があります。
なぜ、あなたのチームは定着しないのか?
それは、組織の結びつきが「熱気」や「カリスマ」という、不安定な要素に依存しているからです。
この記事でわかること
- なぜジュネスの組織は崩れやすいのか?「モメンタム(勢い)」依存の危険性
- カリスマごっこは卒業。Webマニュアルで教育を自動化する「脱・属人化」戦略
- 離脱率を下げる鍵は「最初の7日間」。Webツールを使ったオンボーディング技術
【崩壊の原因】なぜジュネスのチームは「急拡大」して「急縮小」するのか?

ジュネスに限らず、外資系バイナリー企業によく見られる現象ですが、組織があっという間にできては消えていきます。
その原因は「モチベーション」を燃料にしているからです。
「今がチャンス!」「先行者利益!」という劇薬の副作用
「今始めないと損をする」という煽り文句は、強力なクロージングになります。
しかし、勢いで入会した人は、勢いがなくなればすぐに辞めます。
「チャンスだから」という理由だけで繋がっているチームは、少しでも成果が出ないと「もうチャンスじゃない」と判断し、次の「新しいチャンス(他社)」へと移動します。
これを繰り返す「MLM渡り鳥」を大量生産しているのが現状です。
カリスマリーダーへの依存。「あの人がいるから」は最大のリスク
「〇〇さんのグループだから入った」
これは一見良いことのように見えますが、チームビルディングの観点からは危険信号です。
そのカリスマリーダーが引退したり、スキャンダルを起こしたり、他社へ移籍したりすれば、組織の求心力はゼロになります。
人に依存した組織は、その人がいなくなった瞬間に崩壊します。
【エピソード1】 月収100万のリーダーが他社へ移籍。残された私と、100人の「迷子」たち
私が所属していたジュネスのチームは、あるカリスマリーダーの強烈なリーダーシップで持っていました。
セミナーはいつも満員、熱気に溢れていました。
しかしある日、そのリーダーが突然「新しい会社を立ち上げる」と言って辞めました。
「リーダーについていく派」と「ジュネスに残る派」で組織は真っ二つに分裂。
残された私たちは、製品知識も集客ノウハウもリーダー任せだったため、何をどうすればいいか分からず、路頭に迷いました。
翌月の売上は10分の1に激減。
「人」についていくのではなく、「仕組み」を作らなければならなかったと痛感した出来事でした。
「脱・属人化」こそが最強のチームビルディング。Webシステムをリーダーにせよ

崩れないチームを作る唯一の方法は、リーダー(人間)の役割を減らし、システム(仕組み)の役割を増やすことです。
これを「脱・属人化」と呼びます。
「俺の背中を見ろ」は時代遅れ。再現性のある「Webマニュアル」を整備せよ
昭和のチームビルディングは「見て盗め」「飲みニケーション」でした。
しかし、Web時代のチームビルディングは「URLを渡せば解決する」状態を作ることです。
- 登録方法の動画
- 製品の成分解説ページ
- よくある質問(FAQ)サイト
これらをWeb上に用意し、「分からないことがあったら、まずこのサイトを見てね」と言える環境を作ります。
これにより、教える側の労力が激減するだけでなく、教わる側も「リーダーが忙しそうで聞けない」というストレスから解放されます。
Webツールを「見えないリーダー」にする。教育の質を均一化する技術
カリスマリーダーは1人しかいませんが、Web上の動画なら1000人に同時に、全く同じクオリティで教えることができます。
「Aさんの説明は分かりやすいけど、Bさんは下手」というバラつきがなくなります。
教育の質を均一化することで、誰が紹介者であっても、ダウンラインが正しく育つ土壌が整います。
離脱を防ぐ「オンボーディング(定着化)」のWeb戦略

ネットワークビジネスの退会者の大半は、登録から「3ヶ月以内」に辞めています。
理由はシンプルで、「何をすればいいか分からず、成果も出ないから」です。
ここをケアするのが「オンボーディング」です。
勝負は「最初の7日間」。ステップメールで行動をナビゲートする
新規会員が登録した瞬間から、自動的に教育プログラムが始まるようにWeb(公式LINEやメルマガ)を設定します。
- 1日目:ようこそ!まずは製品を開封して使ってみましょう(動画リンク)
- 3日目:オートシップの設定は済みましたか?(手順マニュアル)
- 5日目:Web集客の基礎を学びましょう。まずはSNSのアカウント作成から(解説記事)
- 7日目:最初の目標設定をしましょう(ワークシート配布)
このように、やるべきことをスモールステップで提示し、小さな成功体験(タスク完了)を積ませることで、離脱率は劇的に下がります。
「継続報酬型WEBビジネス」として、チーム全体で資産を共有する
チームビルディングのゴールは、自分がいなくても回る組織を作ることです。
そのためには、集客ノウハウやWebコンテンツを自分だけのものにせず、チームの「共有資産」にする必要があります。
「私のチームに入れば、この集客用LP(ランディングページ)を自由に使っていいよ」
「成功したブログ記事のテンプレートをあげるよ」
こうした継続報酬型WEBビジネスを支えるツールを提供することで、メンバーは「このチームにいるメリット」を感じ、辞めなくなります。
人間関係の情ではなく、ビジネス上のメリット(利害の一致)で結びつく組織こそが、最強のチームです。
【エピソード2】 カリスマ性を捨て、「会員限定サイト」を作ったら組織が安定した話
私は喋りが苦手で、人を惹きつけるカリスマ性もありませんでした。
そこで、自分が勉強したことや、成功した集客パターンを全てまとめた「会員限定のノウハウサイト(Wiki)」を作りました。
ダウンさんができた時、「僕は教えるのが下手なので、まずはこのサイトを全部読んでください」と伝えました。
すると、ダウンさんは自分のペースで学習し、勝手に成長していきました。
さらに、そのダウンさんが誰かを勧誘する時も、「うちはこのサイトがあるから、初心者でも大丈夫だよ」と、サイト自体をクロージングの武器にしてくれたのです。
私が現場にいなくても、サイトが私の代わりに教育し、チームをまとめてくれる。
「システム」という最強のリーダーが誕生した瞬間でした。
Q&A:ジュネスのチーム運営に関する疑問

チーム運営の現場でよくある悩みに答えます。
Q1. Zoomミーティングは頻繁にやるべきですか?
A. 「定例」は最小限にし、「目的」のある開催に絞りましょう。
毎週決まった時間に集まって、ただダラダラと近況報告をするだけのZoomは、参加者の時間を奪う「搾取」です。
「Web集客の勉強会」や「新製品の成分解説」など、参加するメリットが明確な場合のみ開催してください。
基本はチャットツールでの非同期コミュニケーションで十分です。
Q2. やる気のないダウンさんをどうすればいいですか?
A. 放置でOKです。やる気のある人にリソースを集中してください。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」ということわざ通り、他人のやる気はコントロールできません。
やる気のない人を説得する時間があるなら、Webで新しい「やる気のある人」を集客する方が建設的です。
去る者は追わず、来る者は拒まずのスタンスが、精神衛生上もベストです。
Q3. リーダーの悪口を言うメンバーがいて困っています。
A. そのような「腐ったミカン」は、勇気を持って排除すべきです。
ネガティブな発言は、感染します。
Webビジネスの世界では、コミュニティの空気が汚れると、全体の生産性が落ちます。
注意しても改善しない場合は、グループチャットから退出してもらうなど、毅然とした対応が必要です。
「数は力」ですが、質の悪い数は「毒」になります。
まとめ:カリスマはいらない。必要なのは「再現性」だ

ジュネスグローバルのようなスピード感のある企業こそ、地に足のついた「仕組み作り」が必要です。
熱狂はいつか冷めますが、システムは永続します。
あなた自身がカリスマになる必要はありません。
Webというテクノロジーを使って、誰でも成果が出せる「再現性のある環境」を作ってください。




