「アップラインのフォローが悪いから、チームが育たない。」
「会社の商品が高いから、なかなか売れない。」
「景気が悪いから、みんな財布の紐が固い。」
「家族が反対するから、思うように活動できない。」
うまくいかない時、私たちは無意識のうちに「犯人」を探してしまいます。
自分以外の誰か、あるいは環境のせいにすることで、傷ついたプライドを守ろうとするのです。
しかし、はっきり申し上げます。
その「他責（人のせいにする思考）」こそが、あなたの成功を阻んでいる最大の壁であり、貧乏神を呼び寄せる招待状です。
成功しているリーダーたちを見てください。
彼らは決して、環境や他人の悪口を言いません。
トラブルが起きても、理不尽な目に遭っても、「これは自分の責任だ。では、どう解決しようか？」とだけ考えます。
ビジネスとは、自分の人生の経営権（オーナーシップ）を持つことです。
誰かのせいにしているうちは、あなたは自分の人生の「被害者」であり、決して「主人公」にはなれません。
この記事では、あなたの成長を止めている「他責の罠」を暴き、人生の主導権を完全に取り戻すための最強のマインドセット「100%オーナーシップ」について解説します。
この記事でわかること
- 【心理学】なぜ私たちは人のせいにするのか？「他責」という甘い麻薬の副作用と、成長停止のメカニズム
- 【定義】責任（Responsibility）とは「反応を選択する能力」である。コントロール可能な領域に集中する技術
- 【習慣】「〜のせいで」を「〜のおかげで」に変換する。今日から被害者を卒業するための言語プログラム
うまくいかない原因は「アップライン」でも「会社」でもない。鏡を見ろ
まず、残酷な事実を直視しましょう。
あなたのビジネスがうまくいっていない原因は、99.9%、あなた自身にあります。
「いや、でも実際にアップラインが酷い人なんです！」
そう言いたくなる気持ちも分かります。
しかし、そのアップラインを選んで登録したのは誰でしょうか？
その環境に留まることを選択しているのは誰でしょうか？
全て、過去のあなたが選択した結果が、今の現実です。
他責（人のせい）は「麻薬」。一瞬の安らぎと引き換えに、成長を永久に止める
なぜ、人は他責にしてしまうのでしょうか。
それは、「楽だから」です。
「私が悪かった」と認めるのは、苦痛を伴います。
自分の未熟さ、能力不足を直視しなければならないからです。
一方、「あいつが悪い」「環境が悪い」と言ってしまえば、自分は「かわいそうな被害者」でいられます。
傷つかなくて済みます。
しかし、これは麻薬と同じです。
一瞬の精神的な安らぎと引き換えに、あなたは「問題を解決する能力」と「成長する機会」を永遠に失います。
悪いのが他人である以上、あなたが改善できることは何もないからです。
他責思考の人は、同じ石に何度もつまずき、一生同じ場所で文句を言い続ける人生を送ることになります。
あなたが指差したその指、3本は自分に向いていることに気づいているか？
誰かを指差して「お前が悪い！」と責める時、自分の手を見てください。
人差し指は相手を向いていますが、中指、薬指、小指の3本は、自分の方を向いています。
「彼が悪い」と言う時、その3倍、「自分にも原因があるのではないか？」と問うてください。
「伝え方が悪かったのではないか？」「確認不足だったのではないか？」「そもそも人選ミスだったのではないか？」
自分に矢印を向けた時だけ、人は学習し、改善し、次に進むことができます。
成功者とは、誰よりも多く自分に矢印を向け、自分を変え続けてきた人たちのことです。
ここに注意！
自責思考とは、「自分を責めること（自虐）」ではありません。
「自分の人生は自分でコントロールできる（主導権）」と信じることです。
落ち込むのではなく、「じゃあ、どうすれば良くなるか？」と建設的に考えることが真の自責です。
【体験談】「良いアップに恵まれなかった」と愚痴り続け、5社を渡り歩いて全敗したEさんの末路
ここで、環境のせいにして場所を変え続け、結局何も手に入れられなかったEさんの事例を紹介します。
「青い鳥」を探し求めた結果、彼はどうなったのでしょうか。
場所を変えても、自分が変わらなければ景色は同じ
Eさんは、最初のネットワークビジネスで成果が出ず、半年で辞めました。
理由は「アップラインのフォローが悪いから」。
次の会社に移りましたが、そこでも3ヶ月で辞めました。
理由は「製品が高すぎて売りにくいから」。
さらに次の会社では「システムの使い勝手が悪いから」。
そうやってEさんは、5年間で5つの会社を渡り歩きました。
彼は常に「理想の環境」を探していました。
「どこかに、完璧なアップラインと、誰でも売れる製品と、最高のシステムがあるはずだ」と。
しかし、5社目でも彼は失敗しました。
その時、かつての同僚が、Eさんが最初に辞めた会社（悪条件だと言っていた会社）でトップタイトルを取ったことを知りました。
Eさんは愕然としました。
「環境のせいじゃなかった。俺のせいだったんだ…」
彼は5年という歳月を「犯人探し」に費やし、信用も資産も全て失って初めて、問題の本質に気づいたのです。
人生の主導権を取り戻す。「100%オーナーシップ」の真の意味
自責思考をさらに進化させた概念が、「100%オーナーシップ（所有者意識）」です。
自分の人生に起こるすべての出来事は、自分の所有物であり、自分で責任を負うという覚悟です。
責任（Responsibility）とは、「反応（Response）を選択する能力（Ability）」である
世界的ベストセラー『7つの習慣』において、責任（Responsibility）は、Response（反応）＋Ability（能力）であると定義されています。
つまり、「起きた出来事に対して、自分の反応を選ぶ能力」のことです。
雨が降ったこと（出来事）はコントロールできません。
しかし、「雨だから最悪だ」と不貞腐れるか、「雨だから読書が進むぞ」と喜ぶか（反応）は、100%あなたがコントロールできます。
アップラインがダメだったこと（出来事）は変えられません。
しかし、「だから成功できない」と諦めるか、「だから私が反面教師にして良い組織を作ろう」と奮起するか（反応）は、あなたが選べるのです。
コントロールできない「他人」に嘆くのをやめ、コントロールできる「自分」を変えろ
他責思考の人は、常に「コントロールできないもの（他人・環境・過去）」を変えようとして苦しんでいます。
これは、天に向かって「晴れろ！」と叫んでいるようなものです。
無駄な努力です。
自責思考の人は、「コントロールできるもの（自分・思考・行動・未来）」だけに集中します。
「相手を変えることはできないが、自分の伝え方を変えることはできる」
「過去は変えられないが、未来は変えられる」
エネルギーを「変えられるもの」だけに集中投下してください。
不平不満を言っている暇があったら、自分を変える行動を起こしてください。
それが、人生のオーナーとしての正しい振る舞いです。
Webビジネスは「完全実力主義」の公平な世界
もし、あなたが「人間関係のしがらみや環境のせいにしたくない」「実力だけで勝負したい」と思うなら、Web集客の世界は最高の修行場になります。
クリックされないのは「記事」が悪いから。システムは誰に対しても平等である
Webの世界は残酷なほど公平です。
あなたのブログにアクセスがないのは、Googleが意地悪をしているからではありません。
あなたの記事に価値がないからです。
動画が見られないのは、サムネイルやタイトルが魅力的ではないからです。
そこには「上司に気に入られないと出世できない」といった理不尽な人間関係は介在しません。
数字は嘘をつきません。
結果が出ないなら、原因は100%自分の施策にあります。
言い訳の通用しない世界に身を置くことで、強制的に「自責」が身につく
この「言い訳無用」の環境に身を置くことは、オーナーシップを鍛える最高のトレーニングになります。
もしあなたが、環境に左右されず、自分の実力一つで道を切り拓きたいと願うなら、継続報酬型WEBビジネスに挑戦してみてください。
ここでは、「アクセス数」「クリック率」「成約率」といったデータが全てです。
「なぜ数字が悪いのか？」を自責で分析し、改善（PDCA）を繰り返した人だけが、青天井の報酬を手にすることができます。
Webビジネスは、あなたを「なんでも人のせいにする子供」から「結果に責任を持つ大人」へと成長させてくれるでしょう。
【体験談】登録翌日にアップラインが音信不通に。「私がトップになる」と覚悟を決めて成功したFさんの強さ
最悪の環境を「最高のチャンス」と捉え直し、自らの力で運命を切り開いたFさんのエピソードを紹介します。
「上がいないなら、天井はない」という究極のポジティブ
Fさんは、あるネットワークビジネスに登録しましたが、なんと翌日、紹介者のアップラインが会社を辞め、音信不通になってしまいました。
右も左も分からない状態で、たった一人取り残されたのです。
普通なら「詐欺だ！」「返金しろ！」と騒いで辞めるところです。
しかし、Fさんは違いました。
「これはチャンスだ」と笑ったのです。
「うるさいアップラインがいないということは、自分の好きなように組織を作れるということだ。
教えてくれる人がいないということは、私が自分で調べてマニュアルを作れば、私がこの組織のトップ（始祖）になれる」
Fさんは、会社のカスタマーサポートに電話しまくって仕組みを理解し、独自のマニュアルを作成。
「私が全部教えるからついてきて」と新規メンバーを募りました。
誰も頼れない状況が、彼女を強烈なリーダーへと進化させたのです。
3年後、彼女は会社を代表するトップリーダーになりました。
「あの時、アップが逃げてくれて本当に良かった。おかげで私は自立できたのですから」
今日から被害者を卒業する！「自責思考」へ書き換える3つの言語習慣
思考を変えるには、まず使う言葉を変えることです。
今日から以下の3つの変換を意識してください。
言葉が変われば、脳の回路が変わり、人生が変わります。
1. 【変換】「〜のせいで（Because）」を「〜のおかげで（Thanks to）」に変える
ネガティブな出来事が起きた時、条件反射で「〜のおかげで」と言ってください。
- 「アップが厳しいせいで」→「アップが厳しいおかげで、精神力が鍛えられた」
- 「断られたせいで」→「断られたおかげで、トークの改善点が見つかった」
無理やりにでも「おかげで」と結ぶことで、脳は自動的にその出来事の「プラスの側面」を探し始めます。
全ての逆境をギフトに変える魔法の言葉です。
2. 【質問】「なぜこうなった？」ではなく「この状況から何を学べる？」と問う
「Why（なぜ）」と過去を問い詰めると、犯人探しが始まります。
「What（何）」と未来を問いかけてください。
「このトラブルから学べることは何だろう？」
「この状況を好転させるために、今できることは何だろう？」
問いの質が、人生の質を決めます。
解決志向の質問を自分に投げかけてください。
3. 【禁止】「でも」「だって」「どうせ」の3D言葉を封印する
言い訳の3大キーワード「でも」「だって」「どうせ」。
これらを禁句にしてください。
言いたくなったら、ぐっと飲み込んで「だからこそ」と言い換えます。
「時間がない。だからこそ、効率的なWeb集客をやるんだ」
「お金がない。だからこそ、このビジネスで稼ぐんだ」
言い訳を、行動するための「燃料」に変えてください。
まとめ：あなたの人生の経営者は、あなた以外にいない
あなたの人生という会社の社長は、あなたです。
親でも、パートナーでも、アップラインでもありません。
会社の業績が悪化した時、「景気が悪いから仕方ない」と言う社長を、あなたは信頼しますか？
「私の責任だ。必ず立て直す」と言う社長についていきたいと思いませんか？
100%の責任を負うことは、重荷を背負うことではありません。
「自分の人生は、自分の力でいかようにも変えられる」という、最強の自由とパワーを手に入れることです。
今日から、全ての指を自分に向けてください。
